理学療法士以外の仕事はどうだろう?
大変な実習や国家資格を乗り越えてやっとなれた理学療法士ですが、いまのお仕事に悩みを抱えている理学療法士さんは少なくありません。
現状を打開する手段として、『転職』を検討してみてはいかがでしょうか。
理学療法士のスキルやこれまでの経験が活かすのもよし!または、新たなチャレンジとしてのまったく知らない業界に飛び込むのも悪くありません。
でも、別ジャンルへの転職て不安がありますよね。
そこで、一般企業も視野に入れた転職を考えている人に向けて、理学療法士が一般職へ転職するメリットやデメリットをお伝えします。
これからの転職活動の参考にしてみてください。
理学療法士の専門性が活きる職業ジャンル7選
理学療法士の専門性が活きる職業ジャンル
◆福祉機器事業
◆医療機器メーカー
◆養成校教員
◆キャリアアドバイザー(人材コーディネーター)
◆児童発達支援/児童指導員
◆治験コーディネーター等
◆ベンチャー企業
一般企業から実際に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を求めている求人です。
理学療法士のお仕事を嫌いでない方は、これまでの経験や持っているスキルが活きるこれらのジャンルを参考にしてみましょう。
理学療法士の専門性が活きる職業①;福祉機器事業
歩行補助具の選定や住宅改修の相談や提案をする仕事です。
理学療法士は仕事上で、退院前カンファレンスや家屋評価で福祉機器事業者も参加するのでイメージしやすいと思います。
医学的な知識・介助方法・住宅改修の知識は必要ですが、これまで理学療法士の仕事で磨いたコミュニケーションスキルやコネクションは大きな武器になります。
理学療法士の専門性が活きる職業②;医療機器メーカー
医学的な知識が必要になる医療機器メーカーは、医療系国家資格である理学療法士にうってつけです。
とくに営業職で多くの求人が出ており、これまでの経験と知識で説得力をもった説明が出来ます。
理学療法士の仕事ですでにコネクションをもっている方は、営業職として大きなアドバンテージとなるでしょう。
理学療法士の専門性が活きる職業③;養成校教員
教育に関わりたい人におすすめなのが養成校教員です。
教員免許は必要なく、経験年数5年以上の求人がほとんどのため母校などで空きがあればチャレンジしてみてはいかがでしょう。
理学療法士の仕事で新人や実習生への指導にやりがいを感じている方に向いています。
理学療法士の専門性が活きる職業④;児童発達支援/児童指導員
児童養護施設等に通うお子さんの発達支援をする仕事です。
最近は、児童養護施設だけでなく一般企業が運営する発達支援のスクールでリハビリ職の需要が高まっています。
小児リハビリに携わっている理学療法士さんはもちろんですが、現在、子育て中の理学療法士さんなら保護者の気持ちに寄り添った配慮ができるので向いているといえるでしょう。
理学療法士の専門性が活きる職業⑤;キャリアアドバイザー(人材コーディネーター)
転職希望者と企業との間に入り転職活動中のサポートをする仕事です。
医療従事者として働いていた経験を活かし、リハビリ職ならではの悩みにも応えてあげましょう。
理学療法士の専門性が活きる職業⑥;治験コーディネーター
新薬の人体への有効性と安全性を確認するために行う臨床試験(治験)の調整役が治験コーディネーターです。
医学的な知識の中でも薬学に興味がある人向けのお仕事となります。
理学療法士の専門性が活きる職業⑦;ベンチャー企業
近年はIT×ヘルスケア分野に参入しているベンチャー企業も多く、主に最先端の医療ロボットや医療機器、医薬品の開発・販売・営業を行います。
最先端技術に触れたい、興味のある分野がある人はおすすめです。
理学療法士が一般職へ転職するメリット
①仕事内容や働き方の選択肢が増える
②いつでも理学療法士として働ける
メリット①;仕事内容や働き方の選択肢が増える
理学療法士として働いた場合の業務内容はどこにいってもだいたい決まっていますが、一般企業であれば業務内容の選択肢は広がります。
また、すべての職種ではありませんが理学療法士では不可能だった在宅ワークやフレックスタイム制も可能となり、働き方の選択肢も多くなります。
メリット②;いつでも理学療法士として働ける
理学療法士は比較的復職しやすい業種です。
出産・育児や介護、病気などライフイベントにより一旦退職したり、違う業界で働いていたけど再び理学療法士として働きたいというケースはよく聞きます。
理学療法士は、ブランクがあっても比較的いつでも戻って働けますし、人気の職場を除けば働き口はたくさんあります。
理学療法士が一般職へ転職するデメリット
①理学療法士の認知度が低い
②スケジュールのコントロールが難しい
③突然の休みに代わりがいない
デメリット①;理学療法士の認知度が低い
ほとんどの病院で見かけるようになった理学療法士ですが、世間一般の認知度はまだ低いのが現状です。
病院ですれ違っても理学療法士として「気付かれない」、または「マッサージする人」のイメージ・・・
また、理学療法士の資格が直接活かせる仕事はそんなに多くないことも知っておきましょう。
デメリット②;スケジュールのコントロールが難しい
リハビリ職だと入院患者を回る順番などある程度1日のスケジュールを自由に決めることが出来ます。
しかし、一般企業だとプロジェクトや顧客に合わせないといけないことの方が多くなり、スケジュールのコントロールが難しくなります。
デメリット③;突然の休みに代わりがいない
理学療法士だと突然の休みでも他のスタッフでほぼ対処できます。
しかし、一般企業では担当者しか知り得ない情報や案件があるため突然の休みに代わりがいません。
一般職への転職がおすすめな理学療法士
✔年収を上げたい
✔ライフワークバランスを重視した働き方
✔やりたい分野がある
理学療法士の仕事そのものが嫌いな人、やりたいことが見つかった人は迷わず一般企業へ転職することを勧めます。
たしかに理学療法士が一般企業へ転職するのにデメリットは存在します。
しかし、やりがいのある理学療法士の仕事に不満を抱えて働いている人にとっては、選択肢の幅がぐーんと広がる一般職への転職は大きな魅力となります。
理学療法士から一般職への転職を成功させよう!
近年では、理学療法士のキャリアを経た後に、さまざまな分野で活躍する人も多くなりました。
資格や経験に関係のない一般職に転職する場合、いままで一般職で働いてきた中途採用者と採用枠を競うことになります。
チャレンジするなら行動は早い方が吉!持っているスキルとこれまで培った経験を存分にアピールし、周りと差別化を図りましょう。
ぜひ、多様な働き方の選択肢の中から希望する一般企業への転職を勝ち取りましょう!
一般企業の求人を探したい方は、多くの求人情報が手に入る転職サービスを活用しましょう。
以下に転職におすすめの転職サイトを紹介しているので参考にしてみてください。
大手おすすめ転職サイト
まったく違う分野のお仕事を探している人は、求人数が豊富で実績がある大手の転職サービスを利用しましょう。
✔①『リクルートエージェント』・・・国内最大手No.1転職エージェント
✔②『DODA(デューダ)』・・・転職者の満足度No.1と言えばココ
③『マイナビエージェント』・・・20〜30代で転職活動するなら登録必須!
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理学療法士に強い転職サイト
理学療法士の資格や経験を活かしたい人は、リハビリに特化した転職サービスを利用しましょう。
①『マイナビコメディカル』・・・大手就職情報サイト「マイナビ」が運営する医療従事者専門の転職サービス
②『PT/OT人材バンク』・・・豊富な求人数と専門性の高い転職サポートを行っている転職サイト
③『PT・OT・ST WORKER』・・・理学療法士に限らず医師や看護師などの医療関連職の転職をサポート
④『リハのお仕事』・・・医療・介護系に特化したレバレジーズのサービス